第191回 信州地方会(2016/7/3:13時から)プログラム

2016年06月30日

191回 信州地方会(2016/7/3:13時から)プログラム

開会 (13:00)

I.一般演題(13:00~14:50)

座長 小口真司(佐久総合)

(ス)重症アトピー性皮膚炎患者2症例における血清コルチゾール値、血漿ACTH値の推移

○御子柴育朋、小林 彩、奥山隆平(信州大)、内山龍平(諏訪赤十字)

我々は入院加療を行ったアトピー性皮膚炎患者の入院時と退院時における血清コルチゾール値、血漿ACTH値を測定した。

(ス)インスリンアレルギーの1例

○岡田恵実、白井拓史、浅井裕子、齊藤奈那、上條史尚、奥山隆平(信州大)、柴田有亮(同糖尿病内科)

68歳、男性。2型糖尿病のためインスリン(ランタス?)注射開始。開始後4ヶ月頃から注射部位に皮疹が生じるようになった。5ヶ月目、注射直後に全身に皮疹が出現した。

(ス)アバタセプト(オレンシア)による乾癬様皮疹の1例

○代田志保、皆川 茜、関 智子、奥山隆平(信州大)、宮嵜 敦(諏訪赤十字、飯山赤十字)

60歳、女性。関節リウマチに対して、アバタセプト開始約1ヶ月後より四肢?臀部に角化性紅斑が出現した。生検で乾癬の所見であった。

(ス)SLEの経過中にアトピー性皮膚炎が顕在化し抗BP180抗体が陽性であった症例

○白井拓史、木庭幸子、奥山隆平(信州大)

55歳、男性。SLEで加療中に痒みと乾燥皮膚を生じた。紅皮症状態を呈し、好酸球やTARC高値とともに抗BP180抗体も陽性であった。生検では慢性湿疹の所見であった。

(ス)二重濾過血漿交換療法が奏効した水疱性類天疱瘡の1例

○辻あすか、吉田香奈子、小口真司(佐久総合)、池添正哉(同内科)、小口美抄枝(信州上田医療センター)

61歳、女性。ステロイド内服および同パルス療法、大量免疫グロブリン静注療法で加療したが紅斑が持続したため、二重濾過血漿交換療法を施行し、皮疹は速やかに改善した。

(ス)結節型類天疱瘡の2例

○佐野 佑、河内繁雄(北アルプス医療センターあづみ)、太田由子(太田皮膚科クリニック)

症例1:49歳女性。結節性痒疹の診断で加療中、水疱が出現した。症例2:88歳男性。全身に浮腫性紅斑、丘疹、結節を呈した。病理組織より、ともに結節型類天疱瘡と診断した。

休憩20分

座長 林 宏一(信州大)

(ス)疱疹状膿痂疹の1例

○二瓶達也、成澤 望、佐藤聡美、小林 彩、御子柴育朋、三宅知美、奥山隆平(信州大)

33歳、女性。妊娠34週。腹部に膿疱を伴う落屑性紅斑、前腕に痂皮を伴う漿液性丘疹を認めた。疱疹状膿痂疹と診断し出産後に増悪を認めたが、ステロイド外用で改善した。

(ス)メトトレキサート関連リンパ増殖性疾患の1例

○小口美抄枝(信州上田医療センター)、森 直哉(同整形外科)、三石俊美(佐久医療センター 血液内科)

69歳、女性。平成27年8月より右臀部のしこりに気づく。リウマチ結節にて経過観察されていたが増大傾向があり当科を紹介された。

(ス)疣贅状大型局面を呈したサルコイドーシスの1例

?海野俊徳 久保仁美(長野赤十字)

56歳、男性。心不全で入院中に、以前から全身に認められた疣贅状角化性局面について当科を紹介された。皮膚生検の結果サルコイドーシスと診断した。

(ス)下肢の広範囲に皮膚病変を認めたサルコイドーシスの1例

○吉田香奈子、辻 あすか、小口真司(佐久総合)

69歳、女性。臀部から下肢の皮疹、倦怠感を主訴に受診。病理組織所見、血液検査結果よりサルコイドーシスと診断した。現在までのところ、皮膚以外に症状は認めない。

(一般)高齢者の手術前後に生じたアカツキ病の4例

塩原順子(岡谷市民)、中村大輔(同外科)

高齢者の頭部?顔のボーエン病?有棘細胞癌の手術前後4例で本疾患をみた。手術瘢痕?腫瘍近傍に多発灰褐色貝殻様角化結節として認め、攝子?指で容易に除去できた。

(ス)動静脈シャントによる皮膚潰瘍の1例

○村田浩、斉木実(長野市民)

76歳、男性。1年前より両1,2趾爪が変色し、この冬から疼痛が出現した。右2趾、左1、2趾に潰瘍あり。ドップラーで下腿の静脈に拍動音を認めた。圧迫療法で軽快した。

休憩10分

改ページ

Ⅱ.特別公演(15:00~16:00)

座長 奥山隆平(信州大)

「発汗を考えると外用療法が変わる」

杏林大学医学部 皮膚科名誉教授

塩原哲夫 先生

閉会16:00

注) 口演時間は一般演題7分、スライド供覧5分です。

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