新着情報

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       宣誓

       宣誓

せんせい工学部所蔵資料作者:新入生総代 春田和男 資料の年代:1948(昭和23)年4月 品質形状:薄葉紙(280 mm x 400 mm)  この宣誓書は、『儀式に関する綴り』の中に綴られていました。  工学部の前身校である長野工業専門学校の最後の入学式において宣されたものです。このときの新入生は146名、校長は臼井 武(昭和21年5月31日~昭和23年8月31日在籍)でした。翌24年に信州大学工学部となりましたが、最後の卒業生を送り出す昭和26年3月までは信州大学長野工業専門学校として併設されました。 文中の「此の秋は」は季節の「秋」ではなく、"このとき"と読みます。 (関連資料) 「第6回入学式式次第」 (昭和23年4月21日)   品質形状:藁半紙、片面活字印刷 入学式は寄宿舎食堂で執り行われました。当時、まだ講堂はなく、『信州大学設置概要書』(昭和24年4月)によると、講堂は「寄宿舎食堂と兼用」と書かれています。  講堂は工学部の表看板として、正門を入った左側に真っ白なモダン建築が建てられました(昭和29年3月31日新築落成)。なお、現在その場所には、工学部60周年記念事業として建てられた工学部科学技術総合振興センター(SASTec)があります(平成21年11月30日竣工)。 <関連資料> No.31 答辞(1949年3月15日 長野工業専門学校卒業式) 『信州大学工学部

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 長野県師範学校徽章 デザイン画

 長野県師範学校徽章 デザイン画

   長野県師範学校徽章 『信州大学教育学部附属長野中学校五十年史』より 製作年:1914(大正3)年4月 製作者:不明 デザイン:トガクシショウマの花の中央に師範の「師」の字を配置している。1902(明治35)年5月23日、皇太子殿下(大正天皇)が行啓の際、講堂に陳列した師範生徒と小学校児童の成績品をご覧になりました。このときに同じく陳列した浅井冽教諭の書「奉迎の歌」「信濃国歌」と戸隠升麻について質問があり、これを宮中に献上し金一封(金百円)を与えられたことを記念し、トガクシショウマの花を図案化した記念章を作りました。その後、1914(大正3)年4月この図案を本校の徽章?校章としました。1951(昭和26)年師範学校廃止まで使用され、1947(昭和22)年新学制による附属中学校の徽章に使用されています。(信州大学教育学部九十年史編集委員会,『信州大学教育学部九十年史』,1965,p.121) なお、教育学部附属中学校では、数年前まで構内で生徒たちがトガクシショウマを育てるなどして、師範学校の伝統を受け継いでいます。(参考)信州大学教育学部附属長野中学校の校章(『信州大学教育学部附属長野中学校五十年史』)トガクシショウマ:1884(明治17)年に長野県戸隠で新種植物として発見され、日本人がはじめて日本の植物につけた学名として有名。初めて発見されてからは今年で150年になる。 (出典

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これまでの企画展がWeb版でご覧いただけます。  第7回企画展 「小谷隆一生誕百年回顧展 -山を登り、山を読み、山を慈しむ-」 会期:2024年10月31日(木)~2025年1月9日(木)  第6回企画展「野尻湖発掘を支えた信州大学の人びと」  会期:2023年11月3日(金)~2024年1月18日(木)  第5回企画展「明治?大正期 信濃博物学の夜明けと長野県師範学校  -矢澤米三郎とライチョウ標本を中心に-」 会期:2022年10月28日(金)~12月27日(火)  第4回企画展「SUNS-人をつなぐ?キャンパスをつなぐ-」 会期:2021年10月29日(金)~12月27日(月)  第3回企画展 「信州大学のなりたち -創立を夢見た明治から現在までの歩み-」  会期:2020年10月29日(木)~12月28日(月)    2021年3月15日(月)~5月31日(月)    2022年3月30日(水)~5月12日(木)    2023年4月1日(土)~5月31日(水)    2023年3月28日(木)~5月30日(木)   第2回企画展  「信州大学誕生」 会期:2019年10月10日(木)~12月18日(水)    2020年3月18日(水)~5月27日(水)   第1回企画展 「信州大学今昔」 会期:2018年2月22日(木)~3月19日(月)    2018年4月26日(木

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 小谷隆一収集の?小谷コレクション?は?山岳図書に関する一大コレクションですが?2003(平成15)年?信州大学に寄贈され?現在附属図書館に収蔵されています?  小谷は?中学時代の恩師のもとで登山の薫陶を受けて以来?松本高等学校や東京帝国大学でも山岳部に属し?山へと傾倒を深めました?家業を継ぐ傍ら?カラコルム?ディラン峰遠征の隊長を務めるなど本格的な登山へと進み?一方で山岳図書の収集にも努め?山岳図書収集家の小林義正の高嶺文庫を引き継いで一大コレクション?小谷コレクション?をつくりました?  本企画展では?小谷の生誕100年にあたり?この機会に小谷コレクションを紹介するとともに?小谷の足跡を回顧します?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー企画展「小谷隆一生誕百年回顧展 -山を登り、山を読み、山を慈しむ-」(Web版)企画展の内容をPDF形式にしました。※再配布はご遠慮ください。 展示解説「小谷隆一生誕百年回顧展 -山を登り、山を読み、山を慈しむ-」 (Web版、PDF形式) <展示構成> はじめに 1. 小谷隆一 誕生 -商家の長男として- 2. 京都第二商業学校山岳部 -山へのあこがれ- 3. 旧制松本高等学校山岳部 -人生を支えた師と友と山- 4. 東京大学スキー山岳部 -山の厳しさと愛しさを知る- 5. 京都府山

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   「開学式典写真集」より

   「開学式典写真集」より

 信州大学は、昭和24年5月31日交付の国立学校設置法にもとづき、文理?教育?医?工学?農学?繊維の6学部からなる新制の国立大学として、6月1日より発足しました。このとき、前身校のひとつである松本医科大学の地(松本市大字桐)に大学の本部が新設されました。現在の松本キャンパスです。 開学記念式典は、大学組織も整った翌昭和25年10月30日に盛大に執り行われました(写真1、2)。このとき、式典は、教育学部松本分校講堂(現信州大学附属松本小学校?中学校講堂)(写真3)、祝賀会は同場所及び医学部の建物など3会場にて、講演会は文理学部講堂(旧制松本高等学校講堂)で行われています。(参照:大学史資料センター企画展「信州大学誕生」Web版) ここでちょっとした疑問?  なぜ、式典が教育学部松本分校の講堂で執り行われたのでしょうか。 理由については不明ですが、当時の周辺地図(図1)から、信州大学に統合される教育学部の松本分校が本部と道を隔てて隣にあることがわかります。そして、本部が置かれた医学部の建物配置図(図2)を見ると、式典会場として使える講堂のような建物が見当たらないことから、すぐ隣にあった分校の講堂が会場になったと想像できます(図3)。このとき、式典の来賓および関係者は1,000人余りで、席の後ろには立見の人が大勢いるほどでした。(出典『学窓そして三十年』(引用元信州大学新聞教育学部本校版

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 信州大学 大学史資料センター春季企画展「信州大学のなりたち -創立を夢見た明治から現在までのあゆみ-」に関連して、ギャラリートークを開催します。  大学史資料センター福島特任教授の解説で、信州大学の開学に至るまでの歴史と、その後の各学部とキャンパスの様子などをより詳しく知ることができます。一般の方もご来館いただけますので、多くの方々のお越しをお待ちしています。  日時:4月23日(水) 12:20~12:50  講師:福島正樹特任教授(大学史資料センター)  場所:信州大学附属図書館 中央図書館1階展示コーナー  ※開館日?開館時間は中央図書館の開館情報に準じます。    下記URLをご確認ください。   /institution/library/matsumoto/ <関連リンク>【春季】信州大学大学史資料センター企画展「信州大学のなりたち-創立を夢見た明治から現在までの歩み-」のご案内

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     ピッケル(全体)

     ピッケル(全体)

卒業生資料 (文理学部)作者:Roman.Willisch    ローマン?ウィリッシュ(2代、1913~1977) 製作地:Schweiz TA?SCH/Zermatt     スイス ツェルマット近郊のタッシュ資料の年代:1960年頃 品質形状:300×850×20[mm]     ピッケル 、 ヘッド及び石突き:鉄製      シャフト:木製     ベルト:皮革製 寄贈者は、在学中の1966年に信州大学探検部を創設し、八重山諸島から北海道、富士山麓の青木ヶ原樹海など日本各地を探検し、鉱物や動植物などを調査しました。探検地は国内だけにとどまらず、1970年には学術調査のために部員4人でパプア?ニューギニアへ赴いています。山を登る人たちによく知られているこのスイスメーカーのピッケルは、学生たちの未知の探検にも活躍したのでしょう。 (参考) 寄贈者:関根倫雄(せきね つねお)1946-1992 略歴  1966年  信州大学探検部創設  1970年  文理学部地質学科卒業、理学部地質学専攻188bet体育_188bet备用网址生     1970年  パプア?ニューギニアの学術調査  1992年  ネパールへの航空機事故にて亡くなる(46歳)
企画展「信州大学のなりたち」チラシ

企画展「信州大学のなりたち」チラシ

 春季企画展は、信州大学の開学に至るまでの歴史と、その後の各学部とキャンパスの様子など、大学史資料センターがこれまでに紹介してきた内容をまとめて展示します。 新入生?新任教職員の皆さんをはじめ、大学に在籍されている方々にもあらためて信州大学について知っていただくよい機会です。 本展示が信州大学のなりたちに思いを馳せ、本学の今後の方向性を考える上で、ヒントの一つとなることを期待します。 企画展「信州大学のなりたち-創立を夢見た明治から現在までの歩み-」リーフレット.pdf 企画展「信州大学のなりたち-創立を夢見た明治から現在までの歩み-」(Web版)のご案内 (※解説動画はこちらから) [企画概要] 大学史資料センター企画展  「信州大学のなりたち-創立を夢見た明治から現在までの歩み-」 主催:信州大学 大学史資料センター?附属図書館 会期:2025年3月14日(金)~6月10日(火) 場所:信州大学附属図書館 中央図書館1階展示コーナー     (松本キャンパス_松本市旭3-1-1)    〇ギャラリートーク     日時:4月23日(水) 12:20~12:50        ※ご案内はこちらから         /institution/library/archives/news/news/post-117.html    

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 小谷隆一(こたに りゅういち、1924-2006)は、信州大学の前身校のひとつである松本高等学校(松高)の卒業生です。  山に登るために松高に入学した小谷ですが、終戦前後の混乱期で思うように山に登ることもできない期間もありました。しかし、恩師や友からの惜別の言葉が書き綴られた大学ノート『山脈帖』やアルバムからは、楽しかった松高時代の様子がうかがい知れます。また、著書『山なみ帖』、『山なみ帖 その後』には、小谷が登った数々の山の思い出や、自身が収集した山岳図書「小谷コレクション」を信州大学附属図書館に寄贈するまでの葛藤などが綴られています。 作家?北杜夫やフランス文学者?辻邦生は松高卒業生としても知られていますが、北は小谷の一期後輩、辻は同期生であり、互いに人生に影響を与え合った友人でもあります。特に、カラコルム?ディラン峰遠征に北をドクターとして誘い入れたのは隊長を務めた小谷でした。 今回は、小谷が松高時代を過ごした「あがたの森」敷地内にある「旧制高等学校記念館」にて企画展を開催します。この機会に、小谷の文章に触れ、山と山書をこよなく愛した男の人生をご覧ください。 [企画概要]  旧制高等学校記念館 ギャラリー展示  「小谷隆一生誕百年回顧展 -山を登り、山を読み、山を慈しむ-」  会期:2025年2月1日(土)~2025年3月23日(日)  場所:旧制高等学校記念館 1階ギャラ

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 本日、9日(木)まで開催予定の第7回大学史資料センター企画展「小谷隆一生誕百年回顧展-山を登り、山を読み、山を慈しむ-」について、ご好評につき1月15日(水)まで会期を延長します。 まだご覧になっていない方、この機会にぜひ松本キャンパス附属図書館にお立ち寄りください。  詳しいご案内はこちらからどうぞ /institution/library/archives/news/news/post-111.html