しせいりょうやけい "りょうとほくとしちせい"
卒業生資料(医学部卒)
撮影者:鈴木孝司(人文学部卒業生)
資料の年代:1972(昭和47)年頃
品質形状:モノクロ写真、400mm x 350mm(額入り)
思誠寮とその夜空に光り輝く北斗七星を撮った写真です。
こまくさ会※の一員である鈴木孝司氏の作品で、先輩の教えのもと写真を学んでいたころに撮影されたものです。
資料を寄贈したのは医学部卒業生T氏ですが、T氏はこの作品をこまくさ会初代幹事を務めたK氏から贈られ保管していました。これはおそらく、鈴木氏が自身の撮った写真を複製し、交流が深かったK氏に贈り、その後、さらにK氏と深い親交があったT氏に渡ったと推測されます。このストーリーは、鈴木氏と同期で親交が深く、鈴木氏の自宅に同じ作品が飾ってあることを知っていたE氏の話しから明らかになりました。いずれの方もこまくさ会のメンバーです。
思誠寮寮歌「高原の黙示」の一番冒頭の歌詞にある「筑摩の森の御空に高く 輝く白きあゝあの明星は」を表現したこの作品は、寮生たちの学生時代を偲ぶ1枚として仲間たちに受け継がれてきたのです。
※こまくさ会:思誠寮で生活を共にした学生たちのOB会のひとつ。主に昭和36年~45年に入学した
寮生を中心とする仲間で、現在も毎年各地から松本に集まり親睦を深めています。
