【イベント報告】塩尻市での課外授業支援(2010年05月16日)
信州大学附属図書館では2010年05月16日に、信州大学と塩尻市の包括連携協定に基づき、塩尻市立図書館との連携イベントとして、古田晁記念館を会場として、課外授業支援を実施しました。連携イベントは昨年に続き2回目です。
この課外授業は、信州大学人文学部で日本近現代文学の188bet体育_188bet备用网址者である松本和也准教授より、「古田晁と近代作家とその家族(太田静子?治子)」と題して、信州大学の学生に加え、地元塩尻市民を交えての授業となりました。課外授業の前、学生は、塩尻市出身で筑摩書房創設者であり、太宰治と縁が深かった古田晁氏の記念館を訪ね、戦中?戦後の著名な文学者の書簡など貴重な資料を見学しました。
展示物の中には著名な作家からの借金依頼の手紙など、いかに古田が多くの作家から慕われていたかが分かり、授業で松本准教授は、太宰治の死後、太宰の恋人やその娘が古田から受けた経済的支援に対する感謝の手紙を「古田の心の広さが分かる」と説明されていました。