カーボンナノチューブ、グラフェン、ダイヤモンド、非晶質炭素などそれぞれがユニークな特徴をもつ「炭素」で構成された物質群に加わる新たな材料を創出し、その構造?物性の解明を通じてカーボン科学の地平を切り拓くことを目的としています。
目標
?バイオマスからナノカーボンを創製する。
農業廃材などのバイオマス資源からグラフェンやカーボンナノチューブなどのナノカーボンを創製し,高付加価値化する。もみ殻,そば殻,間伐材等の従来廃棄されていた農業廃材や漁業廃材などを,触媒を添加したり,炭化賦活条件を制御することでナノカーボン化し,物質分離や吸着,あるいは複合材などとして展開する。
?3次元グラフェン材料を高度化する。
従来の3次元グラフェンの範疇を超え,高度に制御された構造体を生み出す。テンプレートをベースに条件を制御することで,高結晶3次元グラフェンを生成し,物質反応場やセンサーなどとして展開する。