負荷応答に強靭!高効率な降圧DC-DCコンバータ
- カテゴリ
- 電子?情報?通信
- 出展年度
- 2022
- イベント名
- 信州大学新技術説明会
- 所属
- 工学部 電子情報システム工学科
- 氏名
- 宮地 幸祐 准教授
- SDGs
-
テーマ概要
【新技術の概要】
容量素子と2つのインダクタを用いるデュアルインダクタハイブリッドDC-DCコンバータの負荷応答を改善する回路構成を発明した。具体的には補助のスイッチと容量素子を追加することで、2つのインダクタを負荷急増時に同時に励磁できるようにしたものである。
【従来技術?競合技術との比較】
従来のデュアルインダクタハイブリッドDC-DCコンバータは、回路動作原理から二つのインダクタを同時に励磁することができなかった。これにより負荷が急増した際、どちらか一方のインダクタずつしか励磁されないため、定常状態に戻る時間が長く、出力電圧が目標電圧より大きく下がる課題があった。
【新技術の特徴】
?少ない追加部品で機能性(負荷応答性能)を向上
?高い入出力電圧比でも高効率と性能を維持
【想定される用途】
?車載?サーバー向け高電圧(12V~48V)入力低電圧(1V~3V)出力Point-of-Loadコンバータ
?携帯機器向けのワイヤレス給電
?光通信用トランシーバ?モジュール