磁性コンポジット材で解決!簡易な構造で高効率化を実現する可変界磁モータ
- カテゴリ
- 機械
- 出展年度
- 2022
- イベント名
- 信州大学新技術説明会
- 所属
- 工学部 電子情報システム工学科
- 氏名
- 佐藤 光秀 助教
- SDGs
-
テーマ概要
【新技術の概要】
磁性コンポジット材(樹脂と磁性粉の混合材料)を回転子に挿入して構成し、可変界磁特性によって、高効率範囲を拡大させたモータ。構成を複雑にすることなく、高速回転時の遠心力に耐えうる機械強度を実現。
【従来技術?競合技術との比較】
可変界磁モータを実現するためには追加装置などが必要で構造が複雑になりがちであるが、本技術は磁性コンポジット材を挿入するのみの簡易的な構造で可変界磁を実現し、効率の改善を可能とした。また、磁性コンポジット材に用いる材料や混合比を変更することで、出力?寸法に合わせた柔軟なモータ設計も可能となった。
【新技術の特徴】
?広い速度?トルク領域で可変速運転されるモータの高効率範囲を拡大する
?高速回転モータの発熱量を低減し、小型化を実現する
?高速回転モータの機械強度向上を実現する
【想定される用途】
?電気自動車用主機モータ
?家電用モータ(洗濯機、エアコン、冷蔵庫など)
?産業用モータ(ベルトコンベア、ポンプなど)