ナノ材料フリーで実現した高透水性?高分離性能のナノろ過膜
- カテゴリ
- 環境保全?浄化
- 出展年度
- 2023
- イベント名
- 信州大学新技術説明会、nano tech 2024
- 所属
- 工学部 物質化学科
- 氏名
- 佐伯 大輔 助教
- SDGs
-
- 飢餓をゼロに
- 安全な水とトイレを世界中に
テーマ概要
【新技術の概要】
製膜後に部分的に分解する機能性アミンを用いて、ポリアミドからなる高透水性ナノろ過膜を開発した。分離性能を維持しながら従来の市販のナノろ過膜を大きく超える透水性を実現した。分離特性を制御することもできる。
【従来技術?競合技術との比較】
従来のポリアミド水処理膜と同様の製造方法で、カーボンナノチューブやグラフェンなどの先端ナノ材料を用いることなく、それらの材料を用いたナノろ過膜に匹敵する性能を実現した。より低エネルギーで、分離を行う事ができる。
【新技術の特徴】
?ナノリスクの可能性が懸念されるあるナノ材料を用いない
?既存のポリアミド水処理膜の製造プロセスを用いることが可能である
?低エネルギーで膜分離を行うことが可能である
【想定される用途】
?浄水
?製造プロセスにおける分離精製
?排水からの有用物回収