森本研究室について
当研究室は2021年4月に発足した新しい研究室で、助教の森本先生と博士1年1人、修士2年5人、修士1年2人、学部4年3人の学生で活動しており、当研究室では主に都市計画に関する諸問題について研究を行っています。また、普段は同じ学科内の高瀬研究室と合同でゼミを開催しています。2024年3月には修士学生2人(研究室1期生)、学部生3人(研究室3期生)が卒業し、修士学生と学部生各1人が大学院に進学(信州大学大学院)、3人が就職しました。水環境・土木工学科棟一階で仲良く研究しています。他大学との合同ゼミへの参加や、外部との連携など、多方面の交流や知識のアップデートに努めています。
都市計画分野は、交通や防災、地球環境など多様な分野と結びついており、SDGsの17の目標の多くと密接に関連します。また、自然災害や地球温暖化、人口減少など都市に関わる問題に対応して、望ましい都市の在り方というのは変わってきています。本研究室では@どのような都市像が自然環境や人々の生活環境等にとって望ましいのか、Aその都市像の実現に向けた現状や将来的な課題の解決、に関する研究を行っています。特に、人口減少や地球温暖化に対応してコンパクトシティとそれを支える交通ネットワークが重要とされており、それら観点に防災・減災の観点を加えて、コンパクト+ネットワークによる都市の持続性を主な研究領域としています。
計画間の整合性、コンパクト+ネットワーク、コンパクトシティ×浸水リスク、スマートシティ、都市機能の分担・補完、住環境の向上などが挙げられます。なお、都市計画を主としていれば新しいテーマの開拓も歓迎します。現在の学生の研究内容は
Memberをご覧ください。
研究テーマを考えるにあたっては日頃から、どうすれば未来の都市がより良くなるのかを考え、それらに対しどのような研究をすれば誰のどんな役に立つのかを考えることが重要です。そのためには様々な人と交わること、色々な地域を巡ること、書籍やネットから積極的に情報を取り入れること、などが大切です。そこで、当研究室の学生には、日頃から問題意識を持ち、それに対し意欲的・協力的に研究・活動できるようになることを望みます。
卒業研究等を通じて培った現在及び将来的な課題解決能力を活かし、主に計画分野からまちづくりに携わることが考えられます。
主な就職先は公務員、計画系コンサルタント、シンクタンク、鉄道・道路会社等が挙げられます。なおこの例に限らず、その他の分野も可能です。