【講師】
太田家　健佑（全学教育センター　助教）
【タイトル】
応用数学の思考法：情報?物理?経済そして失業の数理
【日時】
令和6年10月4日（金）18：00～19：30
【場所】
共通教育第1講義棟南校舎2F大会議室
【講師略歴】
2011年 千葉大学法経学部経済学科卒業
2017年 大阪大学大学院情報科学188bet体育_188bet备用网址科情報数理学専攻博士後期課程修了　博士（情報科学）
大阪大学数理?データ科学教育188bet体育_188bet备用网址センター勤務を経て，
2022年9月より信州大学全学教育機構（現全学教育センター）助教（特定雇用）．
専門は応用数学，特に非線型現象の数理モデリングと解析．

【概要】
応用数学とは，数学を使って現実の問題を解決しようという分野です．この講演では，非専門家の方々そして数学なんかつまらないと考えている学生の皆様に向けてその面白さを予備知識不要でお話しします．前半では一見異なった領域に共通の構造を見るという応用数学の思考様式を伝えるために，情報?物理?経済での簡単な事例を紹介します．後半は最近出版された講演者の論文を解説します．この論文は失業対策のための望ましい財政政策について数理モデルを使って考察したものです．財政政策は効果の無いバラマキであるとか止めどないインフレになる等の批判を招きがちですが，それに対して政府が失業者を直接雇用する形の財政政策であればそうはならないという主張があります．そこでそのような主張が可能かを数理的に考察しました．特定の仮定の下で，直接雇用政策がそれ以外の財政政策に比べて物価水準を安定化させるという理論的可能性が示唆されます．

【申込方法】
オンライン参加希望の方はこちらからお申込みください。
対面参加の場合は事前申込不要です。当日会場にお越しください。
【申込締切】
令和6年10月2日（水）17時
【問い合わせ先】
主催?企画運営　信州大学全学教育センター（CGE）フレッシュキャンパスセミナー運営委員会
　　　　　　　　学務部学務課総務グループ
　　　　　　　　0263-37-2193（直通）　学内内線2268