信大環境レポート
伊那中央清掃センターと南箕輪村浄化センター施設見学(農学部)
2012年01月17日(火) [活動報告]
平成23年12月 5日(月)13:00~伊那中央清掃センター?15:00~南箕輪村浄化センターへ三木助教?職員野溝?学生井川?近藤が施設見学に行ってきました。
伊那中央清掃センターは農学部の可燃ゴミの焼却処理施設です。私たちが出した可燃ゴミだけでなく、辰野を除く上伊那のほとんどの地域の可燃ごみを取り扱っているのですが、私はそのゴミの組成に驚きました。可燃ゴミとして回収されているゴミの15%以上が可燃ゴミ以外のプラスチックや不燃物だったのです。さらに、一度収集されて投入されてしまうと取り出すことができないそうで、それらは炉の急激な温度上昇で炉を傷めたり、有害な排ガスの発生原因となります。私もゴミの排出者としてできること「3つのR」と「分別」をもっと気をつけていきたいと感じました。
次に南箕輪浄化センターは農学部のある南箕輪村?伊那市の下水処理が行われています。下水処理の流れは、
1.固形物の分離
2.微生物による浄化?汚泥の分離
3.〈水〉次亜塩素酸ソーダによる消毒?〈汚泥〉脱水
4.〈水〉河川へ放水?〈汚泥〉回収企業で脱臭剤等に加工
というものでした。この流れが現在全て自動で行われているということで大変驚きでした。しかし、最近下水処理場では、野菜くずのような有機物が大量に流れてきて固形物の処理が大変になってきているそうです。どれだけすばらしい処理施設があっても、やはり、下水道利用者の一人ひとりが下水道の処理法と現状を知るということ。そして、少し気をつけて利用することが1番環境負荷を減らすことにつながるのではないかと思いました。 (農学部環境ISO学生委員 井川)