信大環境レポート
マレーシア演習を実施しました(環境マインド実践人材養成コース)
2025年05月13日(火) [活動報告]
2025年2月19日から2月25日に環境マインド実践人材養成コース5期生の演習を、マレーシア?サラワク州クチン近郊で実施しました。
サラワク州の州都であるクチン市は、ボルネオ島最大の都市の1つであり、古くから交易の場として栄えてきました。そのサラワク州の経済を支えてきたのが熱帯材やパーム油の輸出であり、日本はその主要な輸出先となっています。
学生たちは「エネルギー政策」、「パーム油産業」など5つのテーマに分かれ、約半年間の事前勉強を経て、演習を迎えました。
演習では、持続可能なパーム油生産に取り組む認定アブラヤシ農園や搾油工場、燃料や食品など幅広い活用が期待される藻類の生産施設、半野生のオランウータンが観察できる野生動物センターなどを訪問しました。
マレーシアで起きている日本に密接に関係する問題や取組、熱帯雨林の多様な植生や生物などを見ることができました。
1人ひとりがもっていた関心や疑問について、現地で実際に見聞きし体験することで、深い学びと貴重な経験を得ることができたと思います。
今回の演習をサポートしてくださったたくさんの方々にこの場をお借りしてお礼申し上げます。
(環境マインド推進センター特任助教 矢原ひかり)