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今日のできごと 令和3年10月25日 「想いを伝えあった 校庭大運動会」
「想いを伝え合った 校庭大運動会」
令和3年10月25日
10月3日(土)に予定していた運動会。二度の延期の後、昨日、無事終えることができました。
例年は9月の下旬に開催していたことを考えると、およそ1ヶ月遅れの運動会となり、朝は10℃を下回り、肌寒さを強く感じましたが、時間を追う毎に気温は上がり、秋晴れの下、子どもたちの躍動する運動会となりました。
〔1年生〕「みんなで引きたい『大きな○○』」~竹引き~
本校校庭での初運動会。1年生がまず引っ張ったのは、軽トラックでした。荷台には実習生が乗り紅白の旗を揺らし、紅組、白組それぞれの力を合わせ、簡単に引っ張っていきました。
竹引きが始まってからはガチンコ勝負です。竹を見つめ、空を見上げ、歯を食いしばり、力の余り転倒しようが、引っ張られようが、竹を離すことなく引っ張り合いました。団体戦とグループ戦、結果は1勝1敗でした。グループ戦では結果が決まりそうなところの大逆転劇もありました。見る人たちをわくわくどきどきさせる、大熱戦でした。
〔2年生〕「長野小ピクトグラム~音?音楽?ものになる わたしのからだ~」
マリオの曲が流れたとたん、会場が2年生のものとなりました。ゲームソングの効果音に合わせ、ジャンプし、拳を空に向け空をたたき、しゃがんだり、泳いだりと、リズムに合わせ、効果音に合わせ、わたしのリズムをわたしの感じた音を表現していました。?メラメラダンス?では、メロディーに乗り、最高の笑顔と最高の振りで、2年生全員が一体となり、わたしたちの表現を披露しました。
最後は、ピクトグラムです。1組では大根にさつまいも、2組では、育てた藍に、藍染めと、学級のくらしまでを音にのせてピクトグラムで表現しました。
〔3年生〕「This is me」
集合場所からひとりひとりが立つ舞台まで一直線にダッシュし、表現が始まりました。格好いいステップに、かわいらしい振り付け、自分たちの後ろで踊るそれぞれの先生に見守られ、ひとりひとりが自信をもって、踊りました。
途中、1組2組がそれぞれに、2月の音楽会で発表した音源を生かし踊る場面がありました。1組は、トカちゃん一家(トカラヤギ)とのくらしを表現しました。お散歩シーンに頭突きシーン、一緒に過ごす中にあった"あの場面"をみんなで表現しました。2組は、よつばちゃんとふたばちゃん(ヒツジの親子)とのくらしを表現しました。よつばちゃんとふたばちゃんの耳ポーズに、赤ちゃんの出産を願った"あの時"をみんなで表現しました。エンディングの横一列のお辞儀も素敵でした。
〔4年生〕「Let's Dance☆Time」
まさに舞い続け、踊り続けた4年生でした。フラッグパフォーマンスでは、赤黄青緑の4色の旗を持ち、揺らし、突き上げ、わたしの体の一部となった旗を全身で振り、息をそろえ、旗を振り切りました。
後半は、ダンスタイム。時に振りをそろえ、時に思い思いに踊ることができました。?パーフェクトヒューマン?では、決めポーズをする仲間も登場し、その仲間をお膳立てする瞬間まで登場しました。最後の?YMCA?では、自分たちはもちろん、会場全体を巻き込み、ノリノリのダンスを披露しました。本部席にいたPTAの役員の皆さんも、4年生の振りに合わせ踊る場面もありました。
開放感溢れる、わたしをおもいっきり表現する、素敵なダンスタイムとなりました。
〔5?6年生〕「美と力~想いを受けとり合うわたしたち~
学年種目の最後は、5?6年生の『美と力』でした。今年のメンバーとしての美と力は今年だけですが、長く長く続く、受け継がれる美と力をベースに、見る者の心に突き刺さる、美しくそして繋がり合う"美"と、力強く信じ合う"力"を表現することができました。途中のナレーションでは、「今日が17回目の本番」という表現がありました。積み上げてきた1回1回が単なる練習ではなく、想いを受け取り合う、5年生と6年生が想い合い、技を共に行う仲間を想い合う本番だったことが伝わってきました。6年生のHさんは、「自分と向き合った積み重ねが自信になった」とも語りました。
一回一回の本番を次に繋げ、わたしとあなたが繋がり合う、感動の美と力となりました。保護者席から見つめ、見守っていた多くの保護者からすすり泣く声が聞こえてきました。みんなの演じる姿が、立ち姿が、見る者を魅了しました。
〔全校種目〕「みんなでつなげ 大玉ころがし」
今年度の特別種目、児童会種目が行われました。通常の大玉送りでは人と人とが密集することから、その"密"を回避するために、6年生が工夫を凝らし、『大玉ころがし』が実現しました。姉妹学年の2学年ごと赤玉と白玉をトラック半周転がし、それを3回リレーし勝敗を決めました。1年6年、2年5年、3年4年、どの組も大熱戦でした。2回戦行い、結果は一勝一敗でした。転がしている時だけでなく、出番のない時にも、声援を送る子どもたちの姿が輝いていました。
〔全校ダンス〕「信濃の国」
伝統ある、受け継がれる、校歌『信濃の国』に合わせ、3色の旗を持ち、全校ダンスを最後に行いました。練習を2回行いましたが、その時以上に、ひとりひとりが手に持つ旗をふり、きれいな色はもちろん、美しい旗の音が校庭に響き渡りました。
私が以前長野小で担任をしていた時の運動会。前日準備で万国旗を広げる活動をしていたとき、6年生の子が、ぼろぼろになった万国旗を見つめ、「先生、この旗こんなにぼろぼろだよ。この旗は、私たちの運動会をずっと見守ってくれていたんだね」と語ったことを今でも覚えています。
全校が3色の旗を振った上には、たなびく万国旗がありました。そしてその旗の遠くに見える青空。最高の空の下、最高の運動会ができたことを感じた瞬間でした。
全校がひとつになった運動会。見る者を魅了した運動会。今年の運動会テーマ『みんなで想いあえる運動会』が具現された運動会。
附属長野小学校の運動会は、美と力を筆頭に、"受け継がれる"運動会であることを、今年もまた子どもたちが証明しました。それは、なぞりではありません。繋がれている"もの"や"こと"を感じながら、この仲間とだからつくれる、この先生とだからできる、去年でもなく来年でもなく、今年だからこそできる競技を、演技を、美を、力を、披露しました。
本当に多くの方にご来場いただき、子どもたちの活躍を見守っていただき、誠にありがとうございました。