書物で繙く登山の歴史3 -日本近代登山の始まり-
信州大学附属図書館は、登山と山に関する貴重な国内外資料8000冊に及ぶ、国内でも有数の山岳関係コレクション「小谷コレクション」を所蔵しています。
本企画は、コレクションに収められている資料を通して、ヨーロッパに始まる近代登山が、日本においていかに受容され発展していくかをご覧いただくシリーズです。
第3回は、明治時代、神仏分離令などにより大きく変貌していく日本で、西洋から到来した近代登山が定着していく、明治時代~大正時代に焦点を当てます。
小谷コレクションとは
旧制松本高校出身の実業家、登山家であった小谷隆一(1924-2006)が、山岳図書?高嶺文庫?を小林義正(1906-1975)から譲り受け、さらに蒐集を続けて完成させた山岳図書コレクション。2003年、小谷が旧制松本高校の出身であった縁もあり、信州大学へ寄贈された。
コレクションの内、江戸時代の和古書?古地図は電子化して、「近世日本山岳関係データベース」として公開している。
近世日本山岳関係データベース
URL:http://www-moaej.shinshu-u.ac.jp/
中央図書館での展示
小谷コレクション展「書物で繙く登山の歴史3 -日本近代登山の始まり-」(8月29日~10月1日)中央図書館での展示の様子