岩石を鑑定します。このとき、わかりにくい岩石(でき方が読み取れないもの)は、切捨て、わかりやすいものを探すことを心がけましょう。
いきなり自分で鑑定することは難しいと思いますので、見本の標本と見比べて、似たものを探すと良いと思います。その際、歩き回って探すのではなく、手ごろな大きさの石ころが集まっている場所を探したら、腰を下ろしてしまうことをお勧めします。慣れていないと、動き回りながら岩石の特徴を見極めるのはとても難しいです。座ってしまっても手の届く範囲にたくさんの石ころがありますから、その中から良いもの(火成岩?堆積岩?変成岩としての特徴をよく示すもの)を選ぶようにすると良いでしょう。
梓川なら、花崗岩、輝石安山岩、角閃石安山岩(デイサイト)、斑岩、礫岩、砂岩、泥岩、チャート、ホルンフェルス(接触変成岩)を探してみると良いと思います。
鑑定できたら、マジックで岩石に標本番号を書き込みましょう。そして、ラベル用紙にも同じ番号を記入して、岩石名や特徴などを書き込みます。
標本ラベルには採取場所も書き込みます。採取位置がないと、標本としての価値が、がた落ちになりますので、忘れずに書きましょう。採取日と採取者も大切な情報ですので、これらも書いておくとよいでしょう。
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