農学部
農学部がある南箕輪キャンパスは、中央アルプスのふもと、標高773mの信州の爽やかな高原にあります。 53haにも及ぶ広大なキャンパス内には、農場と演習林を併設しており、学生は、畜産、稲作、野菜栽培、果樹栽培、花卉栽培や森林の整備などの実習を行っています。また、カラマツやアカマツなどの森の中に、食と緑の科学資料館「ゆりの木」や校舎などがあります。農学部は、食と緑のフロンティアを切り拓き、人間生活の質的向上と健康で豊かな社会の創造に貢献するという目標のもと、環境マインドをもつ人材を養成するために、学生、教職員、生協職員が一体となって手づくりで独自のエコキャンパスを構築、発展させてまいりました。そして、2006年11月には、構築したエコキャンパスが環境認証の国際規格であるISO14001の認証を取得しました。
生ゴミ堆肥化
(環境ISO学生委員会)
エコキャンパス環境整備
(環境ISO学生委員会)
間伐材を利用したプランターづくり
(環境ISO学生委員会)
農学部環境ISO学生委員会は、エコキャンパス全域に適用されるゴミ?資源分別基準の策定やごみ分別率調査を行い、キャンパスのゼロエミッション化へ向けた活動を推進しています。また、内部監査員として内部監査にも参加し、環境マネジメントの一翼を担っています。これらのISO14001内の活動のほかに、エコキャンパス内の大気や水質などの環境測定、生協食堂から排出される生ゴミの堆肥化とこの堆肥を用いた野菜栽培などのキャンパス?ゼロエミッションの推進、エコキャンパス環境整備の一環として、キャンパス内の演習林の除伐作業や樹木の枝うち?つるきり作業などの自主的な活動を行っています。農学部環境ISO学生委員会は、演習林での実習やゼミで間伐した木材を用いてエコ掲示板をつくり、環境保全活動に関する情報をキャンパスの学生や教職員へ発信しています。エコキャンパスの環境マインドをリードする農学部環境ISO学生委員会は、掲示板と同様の間伐材を用いてプランターをつくり、地域の花いっぱい運動に参加して小学校などの公共施設へ提供するなど、その活動はエコキャンパス内にとどまらず、地域と連携した活動へと発展しています。