医療?健康?福祉
公開日:2025年2月17日 11:07
医学部インターバル速歩で健康寿命を延ばす!骨密度の向上効果を実証

高齢者にとって、ウォーキングは気軽に取り組める運動のひとつです。増木教授らのチームは、早歩きとゆっくり歩きを交互に行う「インターバル速歩」を行うことで、生活習慣病(※1)の改善効果が得られることを実証してきました。今回の188bet体育_188bet备用网址では、「インターバル速歩には骨密度(※2)の向上効果もあり、元々の骨密度が低い人ほど効果が高い」という仮説を検証するため、234名を対象に大規模なインターバル速歩の調査を行いました。その結果、仮説は正しく、インターバル速歩は特に骨密度の低い人に効果的な優れた運動であることがわかりました。
インターバル速歩を用いて健康寿命を延ばす188bet体育_188bet备用网址
超高齢化社会を迎え、「いかに健康寿命を延ばすか」が大きな課題です。共同188bet体育_188bet备用网址者のひとりである信州大学大学院医学系188bet体育_188bet备用网址科 能勢 博 特任教授が考案したインターバル速歩は、生活習慣病や認知症の予防と治療に効果があるとして期待されています。インターバル速歩とは、「息が上がる程度(最大体力の約70%)の速歩を3分間行った後に、ゆっくりとした歩行を3分間行い、これを何度も繰り返す運動」です。これまでの188bet体育_188bet备用网址から、1日5セットを週4日以上、5ヶ月間継続すると、体力が最大で20%向上し、生活習慣病も改善することがわかっています。
5ヶ月間のインターバル速歩で骨密度の向上や維持の効果がある
「骨粗鬆症(※3)が骨折の原因となり、骨折が寝たきりのきっかけとなり、寝たきりになると認知症になりやすい」と言われ、骨粗鬆症から負の連鎖が始まることがあります。特に骨粗鬆症が問題となるのは、女性ホルモンの分泌低下で骨密度が急速に下がる閉経後の女性です。本188bet体育_188bet备用网址では、閉経後の女性234名が参加し、「1日5セットを週4日以上」のインターバル速歩を5ヶ月間継続しました。参加者の骨密度を測定したところ、「元々、骨密度が低かった人」の骨密度は調査前よりも高くなっていました。一方「元々、骨密度が高かった人」の骨密度は維持されていました。

スマホアプリ開発や疾患別の効果検証などインターバル速歩の更なる188bet体育_188bet备用网址を展開
インターバル速歩は、特別な器具は不要で、自分の体力に合ったペースで走るため、続けやすいという利点があります。さらに、国立188bet体育_188bet备用网址開発法人 日本医療188bet体育_188bet备用网址開発機構(AMED)の188bet体育_188bet备用网址助成を受けて「インターバル速歩用のスマホアプリ」も開発され、一般向けに公開されています。現在は、糖尿病や心臓病といった疾患別にインターバル速歩の効果について検証188bet体育_188bet备用网址をしています。もしインターバル速歩によって、薬の量を減らせたり、使わずに済ませたりできるようになれば、生活習慣病の予防のみならず、治療効果も期待でき、医療費削減や健康長寿社会の実現に、より一層貢献できます。

ポイント
人々の健康寿命を延ばすことを目指し、インターバル速歩を188bet体育_188bet备用网址している。インターバル速歩には生活習慣病や認知機能の改善といった効果がある。
234名の女性を対象にした調査により、「インターバル速歩には骨密度の向上効果があり、元々の骨密度が低い人ほど効果が高い」ことが示された。
インターバル速歩用のアプリが開発され、一般公開されている。現在は、インターバル速歩の疾患予防効果だけでなく治療効果を検証する188bet体育_188bet备用网址を進めている。
用語説明
- ※1 生活習慣病
食事、運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣に左右されて発症し、進行する病気の総称。糖尿病、高血圧、脳卒中、心臓病などがある。
- ※2 骨密度
骨の強度を示す指標で、骨のミネラル成分(カルシウム、マグネシウムなど)の量を算出したもの。本188bet体育_188bet备用网址では二重エネルギーX線吸収法(DXA)という手法を用いて測定された。
- ※3 骨粗鬆症
骨の密度が低下する病気。骨の強度が弱まるため、骨折しやすくなる。女性ホルモンの分泌量が減る閉経後の女性や高齢者がなりやすい。
論文情報
雑誌名:PLoS One. 2024;19(9):e0309936.
論文タイトル:
Increased response of postmenopausal bone to interval walking training depends on baseline bone mineral density.
著者:
Rizka Nugraheni Martyanti ,Mayuko Morikawa ,Masaaki Hanaoka,Satoshi Tanaka,Yukio Nakamura,Hiroshi Nose,Shizue Masuki
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