2023年度 春?イタリア 「興味があれば踏み出してみよう」(臨床実習)
氏名:掛川 颯太
派遣先:イタリア トリエステ大学
期間:2024年3月~5月
留学先大学について:
私は2024年3月25日から5月17日までの2か月間、イタリアはトリエステにあるBurlo hospitalで臨床実習を行いました。もともと学生のうちに留学をしてみたいという願いがありました。3年生のときに大学で5,6年生を対象とした留学を実施していることを知り、小児科に興味があった私はその中の小児病院で臨床実習を行うことができる本留学に興味を持ち、留学先に選びました。
学習面について:
2か月間隔週もしくは2週間ごと、興味がある診療科を見学して回りました。たまに英語での説明を求められたことがあったので(血尿を顕微鏡で見たときに何が見える?顔面の麻痺の患者さんが来たら鑑別疾患は何が挙がる?など)なるべく早いうちから英語の勉強と並行して、医学英語の習得を進めておく必要があったと後悔しております。また他には身体診察を行う機会があったので、聴診方法や血圧測定など復習してから望むとよいと思います。(私は急に血圧測定を頼まれたとき、頭が真っ白になって何もできませんでした)
生活について:
トリエステでは大学に隣接する学生寮で生活しておりました。家賃は1か月5万円弱とリーズナブルで、洗濯機や自習室、キッチン、プレイルームも完備していました。またスーパーは街のいたるところにあったので不自由なく生活することができました。学生寮に住んでいた学生は国際色が豊かで、イタリア以外には、エジプト、バングラデシュ、クロアチア、ポーランド、ナイジェリア、レバノン、モンゴルなどからの学生と交流することができました。友達のバイクの後ろに跨りピザを食べに行ったり、卓球大会をしたり、友達の誕生にみんなでパーティーをしたりしたのはいい思い出です。
留学で得たこと:
私が考える留学で得られた一番の力は、「行動力」だと思います。初週の救急科で上級医の方から「教科書を貸してあげるからそこで勉強してな」と言われ、控室に残っていたことがありました。それは説明を求められてもはっきり答えることができず、語学力や知識が不足していた私に対する上級医の気配りでした。しかしそのまま控室で勉強し続けることは、「日本との違い」を実感しに来た私にとって少しずれていたものでした。なんとかその状況を打破しようと、上級医に自分の思いを伝えると「そうかsota。じゃあついてこい」と患者が来るたびに私を呼んで、一緒に診察にあたらせてくださいました。
病院の中や日常生活においても日本のようにうまくいかないことは多かったですが、そのたびに自分の思いを発信し行動することで自らが望む形に作り変えました。その結果どんな状況でも一歩踏み出すことができる行動力を養うことができたと思います。
後輩へのアドバイス、奨学金システムへ一言:
イタリアの人々は親日家で優しい人が多く、トリエステは治安がいいため、留学するにはとても適している場所だと思いました。ただ公用語はイタリア語なので、どうしても会話の中で置いてけぼりになることはあります。もしイタリア語を勉強していけたら、楽しそうに話すイタリア人と一緒に会話を楽しめると思います。留学先がイタリアに限らずとも、もし留学に興味があるとしたら、医学科5年6年という大変な時期ではありますがぜひ一歩踏み出してみることをおすすめします。卒業を遅らせることなく、また松医会の皆様のお力を借りながら、学生のうちにこのような体験ができるのは素晴らしいことだと思います。
最後になりましたが、支えてくださった松医会の皆様、田中教授、国際交流推進室や学務の皆様に厚く御礼申し上げます。