SUWA小型ロケットプロジェクト 地元、諏訪湖での打上げに成功産学官金融連携
2020年3月1日10時、諏訪湖に打ち上げたSRP005:ハイブリットロケットエンジン搭載の小型ロケットは、予定通り花開くようにパラシュートを広げて着水、実験は無事成功を収めました。
諏訪湖にこだわった理由として、信州大学は、精密機械工業の集積地として発展してきた諏訪圏に10年来、社会人教育の場を提供、さらに2015年から5年間、内閣府地方創生交付金「諏訪圏6市町村によるSUWAブランド創造事業」の主軸である「SUWA小型ロケットプロジェクト」を通して、ものづくりの提案型技術者を輩出することを目的とした人材育成を行ってきた経緯があります。
諏訪圏域の企業に属する信州大学の社会人大学院生や修了生、諏訪圏企業技術者で構成するプロジェクトメンバーは、ハイブリットロケットエンジンの開発、新しい材料による機体の設計、確実に予想地点に落下させる2段階パラシュートシステムなども確立し、地元諏訪圏で開発?製作?実験の全工程を完結するという目標もクリアしました。
諏訪湖での打ち上げは、1,200m四方を予想落下範囲として安全に確実に落下させることが求められており、これらも実現したことは、今後の要素技術の開発に繋がるもので、諏訪圏の精密工業の向上とそれらを牽引する若手企業人の活躍が益々期待されます。
????? 信州大学広報誌「信大NOW」第122号(2020.3.31発行)より
信大動画チャンネルで打ち上げの様子がご覧になれます!
ニュース映像(諏訪LCV提供)
台船設置カメラより 発射の瞬間
ロケット内蔵カメラの撮影映像